何回、泣くねん! オレ

「何回、泣くねん! オレ」
 
僕のおばあちゃんは、プロレスが好きでした。
金曜と土曜の夜は、テレビの前にちょこんと正座をしているおばあちゃんがいた。
その頃僕は、まだ小さくてプロレスに興味がなかった。
おばあちゃんが、誰を応援しているのかなんてことも知らなかったし、
おばちゃんが死んでしまった今は、誰のファンだったのか知らないままだ。
 
おばちゃんの影響か、小学校高学年になると、僕もプロレスが好きになっていた。
僕が好きだったのは、ミル・マスカラス。
覆面をしたレスラーだった。覆面のデザインがカッコイイ。コスチュームもカッコイイ。
華麗に空中技を決めるとところもすごくカッコ良かった。
 
野球の延長などで、プロレス放送が深夜になることもよくあって眠くて、フラフラになったけど、プロレスだけは、起きて観ていた。
 
ミル・マスカラスの覆面マスクのプレゼントの応募があった時は、何十枚もハガキを出して、ワクワクしながらテレビを観た記憶もある。(当たらなかったけど……)
僕にとって、ミル・マスカラスは、憧れの男だった。プロレスファンには、悪役のレスラーが好きな人もいるけど、僕は、正義のミル・マスカラスのファンだった。
 
それくらい熱していたプロレスだったけど、もう30年以上も観ていないことを、今日、思い出した。思い出させてくれたきっかけは、今日観た映画「パパはわるものチャンピオン」だ。
 
この映画は、大好きなパパが悪役の覆面レスラーだったというお話。
卑怯で、悪者、みんなから嫌われている悪役覆面レスラー「ゴキブリマスク」が自分のパパだと知る息子役に、寺田心くん。自分が悪役レスラーの仕事をしているとずっと言えなかったパパ役を、レスラーの棚橋弘至さんが演じます。
 
この映画を観に行きたいと思ったきっかけは、映画の主題歌が高橋優くんだったから。
主題歌の「ありがとう」のプロモーションビデオを観て、行きたくなってしまった。というより、プロモーションビデオ観てるときに、何度も泣いてしまってた。だから、映画を観て泣きに行こう! って思った(笑
あと、心くんがとってもかわいいしね。
 
プロレスがモチーフになっている映画だけど、主題は、「仕事」です。
仕事には、人気の仕事、人気がない仕事、好きな仕事、嫌いな仕事などいろいろありますよね。実際、自分がやってる仕事ってどんな人に役に立っているのか、今までもわからないことも多かったし、子どもに自慢できる仕事なんか? と思ったこともある。
 
でも、
みんなから嫌われていて、子どもから恥ずかしいと思われている悪役レスラーの仕事にも、ファンがいてくれていて、その人の生きる力にもなってたりする。自分ではわからなくても仕事をしていると誰かの役に立っていたり、誰かをきっと幸せにしているんですよね。
 
今、自分の仕事に自信を持てないとか。自分の仕事がなんのためになるの? 
って思ってる人には、観てほしいなと思いました。
最後の心くんのセリフにパパもママもきっと救われる。
 
これくらいのネタばれで、映画を観ても全然大丈夫です。
プロモーションビデオ観て、少し内容知ってた僕も
映画中、何度声を出して泣きそうになったことか……
タイトル通り、何回、泣くねん! オレでした(笑
 
今週末、親子でこの映画観るっていうのもどうかなと思います。
多分、お父さん、お母さんも、かっこ悪いくらい泣いちゃうと思うけどね(笑
 
高橋優「ありがとう」

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