これからのデザイナーの素質

こんにちは
コンセプトデザイナーのエヴァです。

たぶん、デザイナーの素質について、
あり方のようなことを書いている人は、あまりいないと思いますが、
僕的には、ズバリデザイナーの素質として一番大切だと思うのは、
「お客さまの話をちゃんと聞けること」だと思っています。

これを読んでいる人は、これからデザインを目指そうかと思っている
人が多いのではないかと思いますので、デザインという仕事を30年ほど経験してきた者として
個人的な考えをまとめておこうと思います。

デザイナーの素質を考えるとき、
デザインという仕事の流れから、考えてみるとわかると思います。
デザイナーの仕事は、簡単に言うと誰かに依頼されて、それを形にする仕事です。
デザインは、芸術のように自分の好きなモノを勝手に作ったりはしません。
学生時代に作るモノは、ほぼ作品になります。
規定があるようでない、ないようである曖昧な規定で作品を作られていたと思います。

デザインは、誰かに頼まれる仕事

デザインを依頼される場合には、なにかしら規制があります。
それは、色であったり、サイズであったり、素材であったり、
細かく言うと、ロゴの色が決まっていたり、紙質が決まっていたり、
ページ数が決まっていたり、情報が決まっていたりと
さまざまな規制があります。

その規制の中で、まず作らないいけないですし、
その規制の中で、ギリギリはみ出すか、はみ出さないの中で
工夫しながら作り上げるのがまたデザインの楽しさでもあります。

デザインを依頼される時、
そこには誰にも見えていないゴールがあり、
それは、もちろん、どこにも存在していないものなので、
これらか作り上げるものです。
お客さまと作り上げるものです。

今素材としてあるのは、お客さんの中にある要望だけ。
その要望をどう形にするのかというのがデザイナーの仕事であり、
デザインという仕事だと思います。

「聞く」とは?

依頼されるお客さんが大企業でも、小さな会社や個人商店であっても、
お客さんの頭の中で考えていることをまず、聞き出さなければならないでしょう。
ヒヤリングとも言われますね。

ですが、この「聞く」ということが簡単ではないのです。
あなたは、「聞く」ということについて、今まで授業などを受けたことがあるでしょうか。
多分、多くの人がないと答えると思います。

「聞く」ことは、簡単であると思われている行為ですが、
僕は、ほとんどのデザイナーが出来ていないと思います。

まずは、依頼者のお客さんが話す体制になっているかです。
基本的に、人って始めてあった人にいろいろ話しづらいものです。
なので、必要であっても、話づらいという理由で、
本当は、はなしていただくべき情報なのに、
聞かせていただけないことがあります。

お客さんが話しやすい場づくりを意識していますか。

  • 挨拶もそこそこに、いきなりヒヤリング
  • メモとりに集中しすぎて、話し手をよく見ていない。
  • 相づちを打たない。
  • 時間を気にしながら、話を聞く。
  • たくさんの資料を受け取り、説明されて満足している。
  • 話し手がはなし終わるとヒヤリングを終了する。

こんな感じだと、お客さんから得られる情報は限られてしまいます。
ほんとはもっとこんなことが言いたかったという情報が抜けていると
後から「もっとこうしたかったんだけど、、、、」みたいな修正が入ることも
多くなると思います。

ただ「聞く」から「質問する」

「聞く」ということで僕が大切だと思っているポイントが2つあります。
1.ひたすら聞くに徹する
2.良い質問をする

「聞く」という行為は簡単なことを思っている人も多いと思いますが、
この2つのポイントを抑えながら「聞く」のは、実はとても大変。

打ち合わせが終わった後は、ヘトヘトになってしまいます。
そして、これがうまくできるようになるには、練習が必要です。

1のひたすら聞くに徹するは、本当に練習が必要です。
こちらは何も話さないで(相づちは必要)、この人は、本当は何を言いたいんだろうって
考えながら、ひたすら「聞く」に、徹するのですが。

近くにいる、奥さん、旦那さん、彼女、彼氏、友達でぜひ、何度も練習を繰り替えしてください。

2の良い質問をするのポイントは、客観的な視点で質問をするということ。
話の内容にとらわれすぎずに、それって、どう言う意味なんだろうか?なぜ、そういうことになっているのだろうか?などの疑問を素直に質問として聞いてみると良いです。

デザインセンスより「聞く力」
デザイナーの素質というと、情報を整理する力や情報を収集する力などを上げる人も多いと思いますが、それは、デザインをする上ではほんとうに当たり前のことで、イラストレータやフォトショップが扱えるのと同じ最低限の素質というか必要条件だと思います。

ですが、ほんとうに良いデザイナーとは、お客さんとの人間関係が良好に行える必要がありますので、そういうデザイナーはこれからも必要とされていきます。
カッコイイ、かわいいという基本的なデザインセンスなどは、今度AIがいろいろ提供してくれることでしょう。

これからのデザイナーに必要な素質は、もっと人間らしい部分です。

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